PURA VIDA! コスタリカ旅行記
−ジョン・F・ケネディ空港(ニューヨーク)でも一苦労−

2ページ【1日目 その2】

 さて,いきなりの変更便のJAL4便でしたが,そこそこ快適に眠りました。日本時間午後7時40分発で12時間ほどの飛行だからちょうど夜空を飛んでいたことになります。
飛行機のディスプレイ  座席は非常口前の「お客様にもご協力いただきます席」でしたが,前に何もなく,足を目一杯伸ばしてくつろぐことができるのでした。
 久しぶりに長時間の飛行機に乗りましたが,ディスプレイが面白い。現在地が表示できたり,飛行機の全面の様子が映し出されたり,高度などをコックピットのように表示したりと,楽しめる。前に乗った時よりも進化しています。
 まあ,こんなのが楽しみでない人はいろいろと映画なども見ることができますし,ゲームもできます。
飛行機から 飛行機から  そうして,12時間あまり飛行して,日本時間の午前7時40分に着くが,現地時間は21日の午後6時40分(サマータイム実施中)。
 出発した日と同じ日の前の時刻に着くというタイムスリップ飛行です。ここで1日得をしたような気になりますが,日本への帰りには1日損をした気になって,差し引き同じ。
ニューヨークJFK空港に近づく 間もなく着陸 ニューヨークの夕日
(左より ニューヨークJFK空港に近づく・間もなく着陸・ニューヨークの夕日)
 さて,午後7時前に空港に着き,乗り継ぎ便は翌朝の午前7時過ぎだから,乗り継ぎ時間は12時間。しかも夜。これはなんといってもトランジットホテルがいります。アメリカン航空の責任で,トランジットホテルをとってもらおうかと思いましたが,いかんせんどう交渉していいものやら。ちょっと迷っていると,同じように迷っているらしき青年がやって来ます。
 彼に片言の英語で話すと,彼はインディアナに向かい,今日中に着く予定が変更になり,乗り継ぎで困っているらしく,我々よりもはるかに達者な英語で,アメリカン航空の窓口に交渉してくれたのでした。
 ちなみに彼はフィリピン人。目的地は違うが,とにかく飛行機の欠航で,ニューヨークに滞在せざるを得なくなっていたのでした。
 なんとか彼の助けを借りてホテルを確保。ついでながら,夕食分のバウチャーももらいます。
federal circleのシャトルバス待ち  まずは空港からの「エアートレイン」とやらに乗り,federal circleとやらの駅で降りてホテルのシャトルバスを待てと言います。
(←federal circleのシャトルバス待ち)
 それにしても,英語が全く聞き取れません。何しろ持ってきた旅の記録ノートに何でもメモしてきましたが,カタカナで「フェドア・セルコ」と書いてあります。「federal circle」がそうとしか聞こえないのでした。
 さて,ホテルに行く前にもはや晩ご飯の時間。飛行機では着陸の2時間ほど前に軽い食事が出ましたが,やはりもらったバウチャーで晩ご飯を確保しようと,先ほどのフィリピンの彼と空港内を歩きますが,めぼしいものはありません。で,彼と共にカリブ料理の店「Golden Krust(ゴールデン クラスト)」に入りました。
 写真があるので,それにしようと,「上から5番目のものをくれ」と言ってみますが,頭っから「こいつのしゃべるのは英語とは思えない。意味不明!」という感じで,フィリピンの彼に通訳しろという仕草。で,彼に頼んでようやく晩ご飯が手に入るのでした。
 ついでながら,飲み物はビールにしようと「GINGER BEER」を選んだのでしたが,後で知りましたが,これはBEERと書いてあってもビールじゃありません。アルコールは入っていません。名前はビールだが,いわば「ジンジャーエール」。
ニューヨークの夕日 ニューヨークの夕日  ようやくホテルにたどり着き,ごはんを食べましたが,なにしろこの「GINGER BEER」は瓶。そして栓抜きがいるが部屋にはありません。フロントに瓶を持参していって,栓抜きはないかと聞くがないとの答え。どうなってるんだ,栓抜きを用意してないアメリカのホテルがあるのか。
 やむなく洗面所で瓶と瓶を縦にして,引っかけて王冠を開けました。もちろん泡が出て,洗面台に中味をこぼしたけど……
 こうやって,とにかく空港で眠ることはなく,とにかくベッドで眠ることができたのでした。
(上はホテルの部屋・右はバスルーム と言ってもバスタブはなくシャワーのみ。ここから16日間シャワーのみの生活が始まる。ついでながらトイレはきれいだが,ウォッシュレットも暖房便座もありません。日本のトイレ事情のなんと素晴らしいことか!)
 ちなみにネットで確認するとこのホテル「Comfort Inn JFK」は1泊が安くても200ドル以上していました。日本円では3万円以上。単なる素泊まりでこのお値段だ。食べ物といい,ホテルといいニューヨークは物価が高すぎる!
 ということで,さんざん苦労した1日目が終わるのでした。

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満腹探検隊  ニューヨークJFK空港でのバウチャーを使った夕食の報告は「満腹探検隊」の「コスタリカ旅行特集」の「Golden Krust(ゴールデン クラスト)」(カリブ料理)(ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港店)のページへどうぞ。

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コスタリカの州とアラフエラ州

 今回の旅の拠点はアラフエラ州のシウダー・ケサダ(Ciudad Quesada)近郊フロレンシア。
 コスタリカは7つの州(Provincias)に分かれ,州はさらに合計84のカントン(cantones)に分かれています。カントンというのは州の下位の行政区分で,日本で言えば「県」みたいなものか。現地でくわしく行政のことを聞かなかったのでよく分かりません。
 アラフエラ州の州都はアラフエラで,この近くのアラフエラ州にファン・サンタマーリア国際空港があります。
 シウダー・ケサダはアラフエラ州のカントンの一つサン・カルロス(San Carlos)の中心地で,2022年の人口は約47000人。サン・カルロスでは一番人口が多いということです。
コスタリカの州とアラフエラ州

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旅の地図(ニューヨーク ジョン・F・ケネディ国際空港とその近辺)

 GPSレシーバーの記録をグーグルアース(Google Earth)上に表示したものです。
 飛行機は北東側から着陸。federal circle駅とcomfort innがマークされています。

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